「ビギナーズ有機化学第2版」 正誤・補足表

2022.10.11現在


以下は、第10刷(2022.9.10)で修正あるいは補足済み。

第3章
p. 20
図3-2
右下の説明文
「見かけ上どちらも開殻構造」は「見かけ上どちらも閉殻構造」の誤り

第4章
p. 32
図4-2を下記のように修正



本文3-5行目
「このような結合原子間の電気陰性度の差によって電荷の部分的偏り(δ+、δ-)が生じることを誘起効果とよぶ(図4-2)。」
を、以下のように修正
「このような極性結合によって生じた部分電荷は、隣りのσ結合の分極をうながすことにより隣接原子へも影響を及ぼす。これを誘起効果とよぶ(図4-2)。」

用語解説
p. 194
5−6行目
「両原子の電気陰性度の差により共有結合電子が偏って結合の分極をおこすこと。」
を、以下のように修正
「両原子の電気陰性度の差により共有結合電子が偏って部分電荷が発生し、またそれが隣接原子に及ぶこと。」


以下は、第5刷(2016.9.20)で修正あるいは補足済み。

第7章
p. 82
章末問題
7.8 問題文を以下のように修正
「酒石酸の三種類の異性体のそれぞれのねじれ形配座を二つのC-H結合の二面角が180度になるようにニューマン投影図で書け.」


以下は、第2刷(2013.9.20)で修正あるいは補足済み。

第9章
p. 100
Column 16
ラジカルの図を下記のように修正。


第13章
p. 145 下から5-4行目
「電荷は分散している。」の部分の欄外に以下の脚注挿入。
「*共鳴によって移動する正電荷の位置は3ヶ所だが、誘起効果によって隣接炭素にも影響が及ぶため。」
p. 151 図13-8
トルエン(左から3番目の構造)の数値「30」を「25」に修正。
p. 152 下から2行目
「メタ体(20%→80%)」を「メタ体(40%→80%)」に修正。

第14章
p. 164 下から3行目
「有機金属化合物」を「有機マグネシウム化合物」に修正。
p. 168 図14-15に以下の注釈追加。
「Bは塩基(base)をあらわす。水酸化物イオン、アルコキシドイオンなど。」

その他、軽微な字句修正が何か所かあります。お詫びして訂正いたします。