在来線と新幹線の平面交差
2002.3
JRの在来線は1067mmの狭軌、新幹線は1435mmの標準軌です。その軌間の異なる線路の平面交差が、山形の羽前千歳駅にあります。山形新幹線の新庄延伸でこの区間の奥羽本線は標準軌に改軌されましたが、北山形から西方に分岐する左沢線と羽前千歳から東方に分岐する仙山線が狭軌のままのため、山形〜北山形〜羽前千歳間は狭軌と標準軌が並ぶ単線並列区間となっています。分岐する2線が反対方向を向いているため、必ずどこかで新幹線と交差する必要があるということですね。異軌間平面交差は昔はいろいろあったようですが、現存する営業区間ではたぶんここ1ヶ所だけです。
羽前千歳駅に進入する下り在来線列車からみたクロッシング。横切っているのが山形新幹線のレール。
近づいてみる。渡り部分が可動式になっているのがわかる。